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お知らせ

熱中症対策と夏季休暇のご案内

お忙しい中、弊社ホームページをご覧頂きまして誠にありがとうございます。

8月に入りましていよいよ夏本番といったところですが・・

 

暑いです・・・本当に暑いです・・・

 

各報道でも今年は特に強調されていますが、もはや昨年までの夏が涼しく思えるような命の危険を感じるレベルの暑さです。弊社でもケーブテレビ幹線工事の他、地下埋設化工事や幹線撤去工事など日中の屋外作業を主としていますので、熱中症の危険にさらされる作業員に対しては水分と塩分の補給には充分に気を配るよう指示はしていますが、やはり各作業員の個々の判断に任せる事となるので皆が常に上手く対処できるとは限りません。

そこで今回は熱中症について色々と考えてみました。

ニュースでも耳にタコが出来るくらい良く聞く「熱中症」という言葉ですが、具体的にはどのような症状でどういう対処が必要なのでしょうか。まずは最近のニュースでも良く聞かれるようになったWBGT(熱中症温度指数)という熱中症の発症危険性を表す数値を測定出来る「黒球式熱中症指数計」なる簡易型の測定器を購入し測定してみました。

7/31(火) AM11:00前後に弊社玄関前の駐車場にて30分程度の測定を行いました。

天気予報の最高気温予測は35°。7月後半の2週間は40°に近い気温が何日も続いた事で身体が高温に慣れているのか、それともまだ昼前なので最高気温に到達していないからなのか、今年一番暑かった瞬間と比較するとまだ少し余裕がある気がしましたが・・・

実際に測定を開始すると測定器の数値は数秒ごとに目まぐるしく上昇し、5分以内にはアラームがけたたましく鳴り続けて熱中症の危険を警告されました。その後も数値は上昇を続け、最終的には周囲温度 41.7°、湿度 32.2%、WBGT指数は 33.7°という測定結果に。このWBGT 指数 33.7°は基準値で言うと、現在行っている運動や仕事は直ちに中止し、直射日光の当たらない涼しい場所へ移動して安静にするレベルだそうです。

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予測はしていましたが、いきなりの警告。
「仕事は中止して涼しい所で休んで!」・・測定器が警告音と共に激しく訴えかけてきます。
測定器に従って業務中止? しかし、これでは夏は仕事が出来ない!機器だけに頼るのではなく、
何とかして自分たちの工夫でできる熱中症対策を見つけなければいけない・・・
そこで今回は熱中症について色々と考えてみました。
「熱中症」とは具体的にはどのような症状でどういう対処が必要なのでしょうか。

熱中症とは・・・

「主に夏季の高温環境下において、発汗や体温上昇によって体内に蓄積される水分や塩分が減少することでバランスが崩れ、体内の調整機能が破綻する事によっって発症する障害の総称」です。 本人の体力や体質、労働内容や周辺環境によっても大きく左右されるので発症の条件は様々ですが、適切な休憩や水分補給をせず日中の高温のもとで作業を継続した場合、身体には様々な異変が現れてきます。
熱中症の症状としては、軽度なものは軽い目まいや顔のほてり、立ちくらみなどから始まり、筋肉痛やけいれん、手足のしびれから全身のだるさや吐き気、発汗異常、体温上昇、皮膚感覚の違和感などから平衡感覚異常、意識混濁へと繋がり最悪の場合死に至ります。段階を経て症状が現れる場合は経度なレベルで異変を自覚し、自身にていち早く涼しい場所へ移動し身体を冷やして水分補給などの対処をすることで徐々に回復する事も可能ですが、重度な症状が現れてからは自身での対処は困難になり、重篤な結果に繋がってしまう可能性があります。症状によっては経度な異変は現れず突然の意識消失から心肺機能停止につながる事例も珍しくはないそうです。
屋内で発症すこともある事から高温環境下における熱中症のリスク自体は、仕事中やスポーツ中などに限定されず、どこにいても何をしていても発症の可能性はあります。
予防策としては、症状自覚の有無に関わらず頻繁な水分補給を行い、業務や身体の状態に応じて適切な休憩をしっかり取って体内機能を正常に保つしかありません。それでも発症した場合は、周囲の人間によって一刻も早く冷房の効いた室内や車内へ移動して衣服を緩め、首筋や脇の血管を冷やす応急処置を行ったうえで救急車の要請をします。特に業務中の場合は、「もう少し大丈夫」「現場が止まったらどうしよう」「みんな頑張ってるから言いづらい」と考えてしまいがちです。しかし、そのまま対処せず重篤な結果を招いてしまった場合は現場が止まってしまうどころではなく人命にかかわってしまいます。
遠慮せず正直に申告し、適切な対処を行う事で防げる場合が多いかと感じます。
WBGT測定器は熱中症予防のアイテムの一つとして大変有効に活用出来ます。しかし、最終的な判断はもちろん作業員一人一人ですので、同じ現場で働く作業員同士でコミュニケーションを取りながら連携し、互いに観察し合って異変に気付けば指摘して休憩を促すなどのチーム対策を徹底し、皆で協力しあって熱中症の予防に努めるのが最善の対策だと思います。

 

熱中症について、退屈な長文にお付き合い頂いてありがとうございました。

以下より平成30年度夏季休暇のご案内をさせて頂きます。

【 夏季休暇のお知らせ 】

・休暇期間 8/11(土)~8/15(水)の5日間

・尚、保守メンテナンス業務は期間中も休まず対応致しております。

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