レジェンドの勇気
お忙しい中、弊社ホームページをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
1年半以上に渡って日本どころか世界中が悩まされ続けている新型コロナウィルスの蔓延も、我が国内では第5波と呼ばれる山場を超え、ワクチン接種率の上昇もありようやく小康状態を保っている様子ですが、これから空気の乾燥する冬場を迎えるにあたって第6波に備えてまだまだ気を抜けない毎日が続きそうです・・・そろそろ自粛疲れで息切れしそうな気持ちですけどね。
さて、今回こそは弊社業務に関連するしっかりとした真面目な話をしようと思ったのですが、やっぱりガラッと変わりまして今日も脱線・・・
つい先日、平成の怪物と呼ばれた松坂大輔投手が古巣西武ライオンズにて日ハム戦での登板を最後に現役を引退しました。「松坂世代」という言葉に象徴されるように、まさに一時代を牽引した類い稀なる存在であったと言えると思います。彼は今年41歳。引退試合では打者1人に対して5球を投じて結果は与四球としましたが、私は四球を与えたその後に感動してしまいました。
松坂投手が投げ終え、マウンドを降りる際に相手チームである日ハムのベンチ全選手と球場の観客の大多数がスタンディングオベーションで温かく彼を迎えました。私は特に松坂贔屓でも西武ライオンズのファンでもありませんが、敵味方関係なく一人の選手の引退に何万人という数の方々が熱い拍手を送り栄光を称えるシーンに感動してしまいました。
ところで、なんで突然松坂大輔なのか、彼のファンでも無いって言ったばかりなのに・・・
これは少しショックというか、だから引退を決意したんだなって納得した部分ですけど、彼は最後の打者に計5球を投じました、その中での最高球速は118㎞。全盛期に投じていた150㎞後半の打者の手元でもう1段伸びるようなストレートとは比較になりませんが、現在の松坂大輔が投球出来る最高の1球であったと考えると非常に感慨深くもあり、悲しい現実でもあります。
幾度もの故障を乗り越え、とてもマウンドに立てる状態ではない程に満身創痍の身体だったと思いますが、そこから最後に絞り出したこの5球に彼の積み上げてきたプライドや、弱った自分を世間に晒す事の出来る彼の勇気が伝わってきて思わず熱くなってしまいました。
で、私ですが、現在大変に辛い五十肩とでもいうべき右肩の辛い症状に苦しんでおります。
そりゃ松坂の引退理由である「右手の痺れ」と比べるとえらい違いですが、シートベルトを掴むような手や肩を後ろに回す動作で、肩の可動域が限界に達したかと思う程の強い痛みがあり、関節の油が枯渇したようなボルトが錆きって回らないような辛い感覚を感じる毎日なのです。
昨日深夜のスポーツニュースで引退する松坂投手を見て「うんうん、辛いよね・・」「もう投げられないよね」とか思ってしまい、全く次元の違うステージで活躍してきたレジェンドに自分を重ねて勝手に感情移入してしまったのですが、そろそろコロナ禍も落ち着いてきたので肩の不調はゴルフスイングをリハビリに運動不足を解消しようと都合よく解釈し、季節としては一番好きな仲秋の候のゴルフに出かける口実にしたい今日この頃です。
という事で最初から計画的に脱線しましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございます。
皆様の今後とも変わらぬ益々のお引き立てを頂きますよう宜しくお願い致します。風邪などひかぬようお身体ご自愛頂きますように。