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お知らせ

車両の運転免許と作業時の資格

お忙しい中、弊社ホームページをご覧頂きまして誠にありがとうござい

早いもので今日から11月。暦の上ではすっかり秋ですが日中は暖かく25度を超えていたりして季節の移り変わりが実感しずらい毎日、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今日は弊社でも沢山稼働している作業車両のお話し。
道路上のCATV幹線工事や街灯のLED交換作業、屋根上や外壁で作業を行うテレビアンテナ工事、その他防災無線改修工事など弊社では多くの分野で特殊な作業車両を毎日使用しています。
弊社で使用する主な車両は◆高所作業車 ◆小型移動式クレーン ◆電波測定車 以上の程度ではありますが、高所作業車に至ってはレンタル車両も含めて毎日複数台がフル稼働していますし、作業種別によっては必要に応じてより大型の高所作業車やショベルカー等を現場ごとに適時レンタルして各々の作業に使用しています。で、これらの色んな用途を与えられた作業車両達なんですが、業界や会社の違いによって呼称する名称が色々と違ったりします。例えば高所作業車。弊社では一貫して「バケット車」であったり単に「バケット」と要約して呼んでいますが正式な名称は高所作業車です。この車両は車体から腕状に伸縮するブームやジブと呼ばれる機構の先端に人が1人~2人程乗れる形状の箱が設置されており、その箱に乗り込んで上部で操作しながら高所での作業を行う車両です。バケットというのはこの乗り込む箱の部分の名称なんですが、一般的にバケット車と言えば高所作業車を指す言葉として定着しています。小型移動式クレーンも同様で、弊社では昔から「ユニック」の名前を通称使用していますが、これも正式名称は「搭載型トラッククレーン車」と言います。ではユニックって名前がどこから来たのかと言うと、この種の車両の主な製造元である「古河ユニック」の社名が由来です。もちろん他の会社でも同様の車両は製造されているんですが古河ユニックは歴史が古く市場でのシェアも一番大きい事から、「ユニック」って名前が一般的に広く深く浸透して同種の代名詞として通常呼称されるようになったんですね。良く売れた代表的な商品名が代名詞として通称となったSonyのウォークマンやKawasakiのジェットスキーなんかと全く同じ理由ですね。ところでユニック車名由来のどこにも登場しない小型移動式クレーンって呼称は、トラック搭載型に限らず車輪やキャタピラでの自らの走行が可能で移動できる構造の吊り上げ5t未満の小型クレーン全般を意味しており、これを操作できる資格講習名が「小型移動式クレーン」なのです。なので商品名や車両の正式名称ではなく資格取得の際の運転技能講習名なんです。何だかちょっと変わった呼称ですよね。
これらの車両を使用して日々の業務に励んでいるのですが、作業車両を使用するには各々の車格に応じた自動車運転免許は勿論ですが、運転免許の他に労働安全衛生法に基づいた規定の講習を受講した修了証の取得が必要になります。「運転」と「作業」には別々の資格が必要という事ですね。
その資格と言うのが・・
◆高所作業車・・バケット伸長が10m以上の作業に従事する場合は「高所作業車運転技能講習」10m未満は「高所作業車運転特別教育」使用車両に合わせて以上どちらかの講習修了が必須です。
◆ユニック車・・吊り上げ重量5t未満は「小型移動式クレーン」の講習修了、5t以上では講習修了ではなく免許証記載の「移動式クレーン」の運転免許取得が必要です。
上記以外でも作業車両系の資格として油圧ショベル(ユンボ)の操縦では「車両系建設機械(整地等)運転」、フォークリフトには「フォークリフト運転」など使用する車両ごとに法律で講習修了や免許を取得しています。車両以外の作業系においても様々な資格を取得して日々の業務に活用しており、無免許や無資格での従事とならないよう工事会社として責任をもって従事致しております。
免許や資格の取得には時間も費用も掛かり大変な労力が伴いますが、弊社では安全品質管理の一つとして無資格施工の厳禁を掲げており、全ての業務において必要資格の有資格者配置を厳守しておりますので、これからも安心して作業をお任せ頂ければと存じます。

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